カテゴリー「NEW KDS 関連」の記事

2014年6月25日 (水曜日)

NEW KDS 76-700改2型の中央遮蔽率などを検証してみる

プロジェクト終了からだいぶ間があいたけど、突如思い立ってNEW KDS 76-700改2型の中央遮蔽率を計算してみた。

斜鏡径mm/主鏡径mm×100 だと31.4%。
単純に数値だけ見ると、これではちょっと斜鏡が大き過ぎな感じかな。

これだと”脚”部分が考慮されていないので面積比を出してみよう。
薄脚改造してこれだけ見え方が改善されるんだから、小さい主鏡前にある遮蔽物としてノーマルの幅3mmの脚でも馬鹿にならない気がする。

斜鏡ハブが径22mmなので約380mm2
当然これは改造前改造後で共通。

さて肝心の脚の投影面積ですが

ノーマル 24mm×3mm が3本で 216mm2
薄脚   24mm×0.3mm が3本で 21.6mm2

1/10の厚さにしたので当然ですが脚部分の面積比10倍です。
脚とハブを足した斜鏡スパイダー全体の投影面積ではこんな感じです。

ノーマル 596mm2
薄脚   401.6mm2

もともとが小さい部品なので、脚の部分で200mm2弱削っただけでも結構差が出てますね、薄脚にして全体の投影面積が2/3になった感じです。
これなら見え方に何かしらの変化が出てもおかしくないかも。

面積比で遮蔽率を計算して見ます。

主鏡は70mmに絞っているので3846.5mm2です、これで計算すると

ノーマル斜鏡遮蔽率 15.5%
薄脚斜鏡遮蔽率    10.4%

まぁこれも当然ですが薄脚スパイダーがノーマルの2/3です。
それにしても、やはりこの口径で5%違えばデカイ気がする。

さらに主鏡面積から遮蔽面積を引いて面積的に口径何センチぐらいかな?と思い計算してみました。

ノーマル斜鏡では口径64.4mm、薄脚斜鏡では口径66.2mm相当となりました。
そんなにびっくりするほど変わらないような感じだけど、この口径で約2mm差はやはり大きいかもしれない。

単純な面積の数値上でも薄脚有利な感じはなんとなくわかったけど、回折の大きな要因となるスパイダー脚の影響が激減されていることも合わせて大きいとおもう。

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2014年5月11日 (日曜日)

NEW KDS 76-700改2型とA70Lfを見比べる

昨日よりも天候が安定しているので今日もNEW KDS 76-700改2型の出動。

Dsc_2211

月を見る。

Dsc_219276700

昨日よりも大気状態がいいので100倍程度では何も問題がなく、純ニュートンらしい切れのいい月が見られる。
そこで、追尾もしていることだし高倍率でもう少しじっくり見てみよう。
4mmの175倍。
この倍率域は経緯台でなんどか覗いているけれど、赤道儀で追尾してじっくり見てみるとやはりちょっと過剰倍率かな、細かいところが全体的にぼげていてピントの山が鋭くない感じですね。

火星は、まぁめぼしい模様もなかったし、小さくなりつつあるのでそれほど気もちが反応しない(苦笑
でも、薄脚スパイダーにしたことによって火星ぐらいの明るさの天体でもごく淡い光条しか出ない。
あのトゲトゲした6本足光条が出ないだけでも気分よく覗けるな。
ちょうど今日が衝の土星。
衝効果で環が一段明るく見えるということだけど、仮に毎日覗いていたとしても人間の記憶と感覚だけで「なるほど明るい」とわかるものなのかな?
確かに数値計測すれば明るいはずなんだけどね。
NEW KDS 76-700改2型でもカッシーニの間隙まではわからなかった、本体縞もはっきりは認識できず。

Dsc_2209

ってことで、ノーマル76-700から大化けした76-700改2型ですが、じゃー口径70mmとしたらどうなの?ということでアクロマート屈折のA70Lfと見比べてみた。

月。
基本的に色収差のないニュートンのスパッとした見え味もなかなか捨てがたいのだけれど、同じくらいの倍率ならばA70Lfの方が総合的にはよく見える。
なんというか、A70Lfは長焦点アクロマート特有のマイルドな感じで安定している。

高倍率に関しては、口径mm×2の限界を超えちゃえばどっちもどっちでした。

土星。
土星に関しては確実A70Lfの勝ち。
本体縞までは確認できなかったけれど、A環B環の境に黒い線があるようなないような気がするぐらいにチラチラとだけどたぶんカッシーニの間隙が見えている。
そして、像自体が安定しているので気分がいい見え方をする。
うーん、どうしても光路上に斜鏡という遮蔽物を置かなければならないニュートン反射にはやっぱりビハインドがあるな~。

ということで、100mm以下の小口径を率先してニュートン反射にする必然性があまりない気がしてきた。
総合的に見て、このクラスの口径で同じような価格帯なら迷わず屈折をチョイスするのが吉ですな~

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2014年5月 2日 (金曜日)

NEW KDS 76-700 の斜鏡スパイダー脚を薄くする その2

ちょっと木星をのぞいてみた。

なんですか、すごくシャープじゃないですか、これ。

まぁニュートン反射なんでシャープに見えるべきなんだろうけど、この望遠鏡ってこんなにスパッと見えたっけかな?
このあとに約120倍までかけてみたんだけれど結構いける、二本見えている縞の雲感もつかめる。

この望遠鏡は買ってからそれほどの回数覗いていないし、近年はネタ工作素材と化していたので最後に覗いてから2年ぐらいは経っている。
そんなわけで印象でしか語れないのだけれど76-700に関して書いている過去記事を参照しても、この倍率で使って良いことは書いていない。
しかし今回は、100倍超で星像が気持ちボテッとすることも無く、周辺での軽いコマ収差も目に付かない。

今日はハイペリオンのズームを使って覗いているということもあるかもしれないけれど、見え味に関しては確実に向上しているとおもう。

現在、NEW KDS 76-700に対して行っている光学性能に影響すると思われる改修は

  • 筒内再塗装
  • 筒内バッフル(2)
  • 主鏡押さえ爪隠し+主鏡絞り(70mm)
  • 斜鏡スパイダー厚0.3mm化

というところ。

筒内塗装は、デフォルトの塗装がふざけた塗装だったので再塗装した状態で標準状態という感じなので、おそらくその他の改造が効いてる。
理窟を言えば、球面鏡のコマ収差を軽減するために若干口径を絞りF値を大きくするのと、回折を抑えるためにスパイダー脚を極力薄くするという手段は有効だ。
過去記事でも、押さえ爪を隠して主鏡を絞ったことによりかなり効果が出ているように書いているしな~

こりゃ、使用前使用後で比較してみたいですね~
何かスパイダー脚に貼り付けて擬似的に3mm厚にして見比べてみようかな。

それにしても、70mmでこれだけ見えれば合格だと思う。大成功ですね。

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2014年4月29日 (火曜日)

NEW KDS 76-700 の斜鏡スパイダー脚を薄くする その1

H-100鏡筒の斜鏡を薄型スパイダー脚改造するための先行技術実証試験として、NEW KDS 76-700の斜鏡スパイダー脚を改造。
改造というか新規製作だな、こりゃ(笑

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ハブ(真ん中のトコ)は、樹脂ということにした。
直径120mmくらいの鏡筒に短径22mmの斜鏡をつるすぐらいなら、強度的に十分だと思う。
あと、アルミでこの小さい部品の工作はめんどくさいので・・・

支持脚はt=0.3mmの銅板を使用し、その鏡筒取り付け部分は既製品のようなスパイダー軸線上を引っ張る形ではなく、画像のようにネジ穴を切ったアルミ小片にスパイダーを抱き込ませて引く感じにした。

Dsc_0202

仮組みしてみる。
工作の手間を省いた簡易方式という感じだろうけど、実際十分機能するのでこれもありかな。
まぁ、突き詰めて写真撮るわけじゃねーし(笑

スパイダー脚とハブの接続は横から3mmのネジ穴を切ってねじ止め。
上の画像では有り合わせのネジを突っ込んでいますけど、実際の運用ではイモネジ止めで。

Dsc_1195

仮組みからもうちょっと部品を付けてみる。

あー、十分じゃないの、これで。

問題があるとすれば、スパイダー脚が薄いので、引くときに”よじれ”が出るので調整しつつ引かないといけないことぐらいか。
引きネジとスパイダー脚の軸線がずれているのも多少影響しているかもしれないけど、もともと柔らかい銅の厚さ0.3mm板ではある程度仕方ないか。

樹脂まな板削り出しのスパイダーハブもこの程度引っ張ったぐらいでは見た目問題なさそう。

今回、はじめは半ばメンドクサクて樹脂を使ったわけだけど、こういう軽負荷部分とか適切な部分に適切な樹脂を使うのもありだと思った。
切削の容易さは当然アルミと比べ物にならないほどたやすいので、文字通りサクサク作業が進んで形になるのだ。

まぁ、作った望遠鏡が何に使う望遠鏡で使う人がどこで妥協するかって話なんですが(苦笑

光学機器なんで、こまけぇこたぁいいんだよ!的なわたしみたいな人向けですかね?

さて、色塗って光軸を合わせればとりあえず稼働できますけれど今週中は関東の天気はすぐれない模様、大型連休はたぶん出かけるので実視検証はちょっと先になる予定。

H-100の斜鏡改造に関しての応用としては

  • 適切な樹脂の積極的利用
  • スパイダー脚部材の見直し
  • スパイダー引きネジ方式の再検証

というところかな。
新たに「4本足化に際してのスパイダーハブのねじ穴配置に関する研究」を始めねばならんな。うむ。

話は少々飛びますが、ツイッターを始めてるので飽きるまでは工作過程とかつぶやくと思いますので興味のある方はどうぞ、といってもネタは大抵ブログに焼き移すんだけど。

では。

次の記事 >> NEW KDS 76-700 の斜鏡スパイダー脚を薄くする その2

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2014年4月20日 (日曜日)

NEW KDS 63系のヘリコイドを外す情報がありました

あーなんだ、割と簡単に外れるじゃん。

アクセス解析のチェック中にリンク元を遡って見かけたこちらのブログ ハナうた日記 の記事 80mm屈折で直焦点 2 でわりと簡単に外して再利用してらっしゃいますね。
いや、正確に記すと、わりと簡単に外してから元に戻して再利用か(笑

以前ヤフオクにヘリコイドを外したNEW KDS 63-800鏡筒というのが出品されていたけど、外す時に大怪我するほどで、生半可な気持ちじゃ外れないみたいに説明してあったのは一体何なのか・・・

記事中に出てくる、NEW KDS 63を改造したりいじりまわして記事ネタにしているとあるブログサイトでは外れないというようなことを書いているみたいだ。
はずせた人がいたら是非教えてほしいと書いてあるぐらいなんだから、そのブログの制作者もよほど外して再利用したかったんだろうなぁ~

たぶん、その制作者は、鏡筒一本潰して一生懸命外す労力と外しに失敗して丸々オシャカになるリスク、ヘリコイドを転用するメリットをはかりにかけて(めんどくさいからいーや)ってなったんじゃないでしょうか?
ヘリコイド外さないでも対物を付け替えてネタ望遠鏡にしようそうしよう見たいな気分だったと思います。
きっと70mmとか50mmの対物レンズを組み込んでみたりしてますね。

そうかそうか、やっぱりあの線に塗料が入って焼き付けかなんかの時に固着していたのか。

おかしいですね、手に取るようにとあるブログの制作者の気持ちがわかります。

ん?

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2013年7月 6日 (土曜日)

【ヤフオク】NEW KDS 63系の青いバンド

数年前にケンコーのNEW KDS系望遠鏡セットが在庫処分超特価放出されていたのはご存じの方も多いと思います。
そのあまりの超特価放出ぶりからかなりの”祭り”状態になってましたからね~

通常販売をしていた当時、気になる小口径機ではあったのですが日本製を謳い文句にかなり強気の販売価格が設定されていていたので、「うーん、それにその値段だすならほかのモン買うわ・・・」という感じで二の足、いや五の足ぐらいを踏んでいたのでした。
それが、半値以下で買えてしまったのだからこれはもう、取りあえず買え祭りにならない方がオカシイ。

そういうわけで、このブログにNEW KDSカテゴリーがあるのもその時の名残だったりします。

さて。

このときに何となく双眼双胴望遠鏡になるかな?と思い2本買った63-800。
実物を見てみると図体は口径80mmF10級でヘリコイド接眼部と相まって双眼改造する労力がたぶんハンパ無い。(最近かなり小型なD60mmF7でも双眼改造計画が頓挫しかけているのは不問で)

ということで63-800双眼改造計画は中止して一本は自分用に確保し、もう一本を投資回収目的で鏡筒のみを某オク!(当時は某!オークション。どうでもいいですが)に流した。

まぁ、この取引は普通に順調に進み普通に終わったのですが、落札者様からの取引ナビに

「レンズのところの青いバンドが無いんですね、性能に関係ないんですけどちょっと残念です。まぁいいですけど・・・」

みたいな一文が添えられていた。

一瞬なんのことかとおもったけど、どうやら対物セルに意匠として一巻き貼られている青いバンドが無い、と言っているようだ。

そんな馬鹿な。
出荷前に青いバンドの有り無しをチェックなんかしてないし、当然あるもの的にしか考えていないから意識にもなかった・・・

念のため手元の63-800と63-540を確認したけど販促写真通りに青いバンドは付けられている。

まぁ、この期に及んで意匠変更も無いだろうし、もし意匠変更があったとしても同時期に購入した2台でまたま意匠変更の違うロットを買ってしまったというのも確率的には低いと思う。

このあたりで気がついた。
NEW KDSの屈折は、収納時にフードを前後逆さまに取り付けられるようにして鏡筒長を短くするための工夫がしてある。
発送するときもこの状態で発送した。
このままでは、件のセルの青いリボンはフードに隠されていてみえない。
ひょっとしてこの人、それに気がつかないでナイナイと言っているのではないか?

Dsc_0779

↑使用時状態  ↓収納時状態  フードの位置基準でみるとどちらも違和感がない

Dsc_0780

「ほかの機体で確認したけれどどれも青いリボンはあります。お渡しした機体だけ突然無いというのもおかしいです。たぶんフードが逆さまに付けられているので一度外して正常な向きに付け直してください」

というような意味の連絡をしたところ

「フードの付け根を見てもありません」

のような返事が返ってきたので

「いや、一度外して前後逆にして云々」

と連絡をしたのだけど、帰ってきたのは

「フード外してもありませんでした、気にしないでください」

みたいな返事で、そして評価が来て終了でした。

まぁ、悪いを付けられたわけでもないのでいいんですけど、なにかこう釈然としないモヤモヤが残ります。
この落札者さんの落札出品評価をみても、天文な人感はほとんど伝わって来ないのでフードとレンズキャップを間違えていて「キャップ逆さまにしろ?なにこの人言ってるの??」だったのかもしれない。
フードが逆さまだと対物レンズが突端に来てしまうので見た感じ変といえば変なのだけれど、一眼レフカメラ用望遠レンズのイメージが強い素人さんだったらもしかしたら「こんなもんなんだろうな」となってしまうかもしれない。

まぁこれでも、青いリボンが見えないだけで使えないことないし、数ヶ月後にふとした切っかけであれ?これ取れるんだ・・・あっ!ってなってればいいんですけどね。

ではまた。

追記20130707
自分が持っている63-800も初めから青リボンがないとのコメントを頂きました。
これだからケンコーは油断できないな(苦笑

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2012年11月 4日 (日曜日)

隙間情報

ニッチすぎる小ネタ集

その1

Dsc_0448

ミザール・ニューコロナの引抜き式接眼部は

Dsc_0447_2

ラプトル用のアメリカンサイズドロチューブで代替えできる。

その2

Dsc_0450

ケンコー NEW KDS 76-700N には ミザールH-100のドロチューブやファインダー脚などがぴったり。
たぶん、もともとH-85あたりの鏡筒のRに合わせたものなんじゃないかと。

その3

Dsc_0452

NEW KDS 63系の対物セルはUV65継ぎ手の内径を3㎜ほど広げればちょうどはまるのでUV65塩ビ管を鏡筒に使える。

Dsc_0453

そしてTS-70のドロチューブもUV65塩ビ管にぴったり。
またUV65管はA70Lfの鏡筒バンドで対応できる。

さて、NEW KDS 63系の対物レンズまわりとTS-70接眼部とA70Lfの鏡筒バンドが余っていてどうにも困っているという人も多いと思います。
これで無駄なく再利用できますね。

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全国で3人ぐらいには役立つネタだろうか・・・

ではまた。

 

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2012年6月14日 (木曜日)

NEW KDS シリーズ生産終了

とうとうNEW KDS シリーズ用の鏡筒が生産終了になった模様。

http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/tele_scope/new_kds/

特価放出が2年ぐらい続いていたからなんなのかな?と思っていたけど、やっぱり生産中止による在庫調整だったみたいですね。
今後は流通在庫のみってことか。
NEW KDS 経緯台自体はまだ生産しているようだから、新たな鏡筒を乗せて・・・はないだろうなぁ。

それにしても、在庫を消化するのにこんなに長いこと掛るとは、望遠鏡メーカーはよほど少ないパイを取り合って戦っているんだな。

ではまた。

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2012年3月20日 (火曜日)

NEW KDS 63-800改 をのぞく

春先特有の薄ボンヤリした雲でなんとなく覆われた空だけど、日が落ちてもベタ曇りにもならず星がみえていたので再びNEW KDS 63-800改を持ち出しもうすこし腰を据えてのぞいてみた。

NEW KDS 63-800改とは
設計の詰めが甘く2インチドロチューブを持っていても2インチ天頂ミラーが使えないNEW KDS 63系で、2インチ天頂ミラーを使えるようにするためにA70Lfの対物レンズまわりを移植した機体
以上この記事が初見だとNEW KDS 63-800改とは何のことだかわからないと思うので一応説明しておきます

対物セル - 鏡筒接続アダプターは旋盤加工時に”つかみ変え”が入るので、おれ製作所の技術力では厳密には若干偏芯が出てしまうのだけれど実際光軸をチェックしてみると特に再調整の必要はなかった。
1㎜の半分以下の偏芯では実際のところ目視でチェックする光軸の精度でわかるようなもんではないのかな。

さて、ちょっと時間に余裕もあることだし久しぶりにGP赤道儀を引っぱり出してNEW KDS 63-800改を載っけて火星に向ける。
デハデハと2インチ天頂ミラーを装着。
うーむ、太いドロチューブにでかい天頂ミラー。これはこれで萌える。
こういう姿のNEW KDS 63-800を赤道儀にのせているとなにかもっとスゴイ望遠鏡に見えてくるなぁ(苦笑

Dsc_0294

おそらく人類史上初、NEW KDS 63-800で2インチ天頂ミラーを使い実際に観望に入る。
(と思ったら、人類史上初の観望は昨日の公試だったと今気がついた・・・、そもそもレンズを変えてもNEW KDS 63-800なのか?と言う問題もあるが)

初っぱなから純2インチアイピースの話じゃなくて申し訳ないが、2インチADを噛ました古いミザールのツアイスサイズ、Or9で100倍。
難なく火星面の模様がわかる、大シルチスが見えている頃なのでおそらくこれがそうだ。
オリジナルのNEW KDS 63-800と比較出来ないのがもどかしいが「ふーん、そんなにわるくないんじゃないの?」という感じ。
徐々に倍率を上げてみると120倍くらいまでは多少ぼやけては来るもののまぁ我慢できる範囲だ。
もっとも薄雲が出ている状況でもあるし見え方は気象条件で左右されるので何とも言えないが、そこそこ高倍率にも堪える気がする。
F値も12.6ある(63-800と大差ないのだか・・・)のでそれほど気になる色収差も感じられなかった。

もう少し高倍率の180倍でも表面模様は認識できるしダメモト300倍でもそれはわかるのだけれど、やっぱりある一線を越えると像が大きくなるけどぼやけるだけとなる(あたりまえか)

と、光学性能に関してはほぼA70Lfのままですね、当然だけど。
しかし、オリジナルのA70Lfの鏡筒まわりの作りはNEW KDS 63系とくらべると若干貧弱だ。
NEW KDS 63系はこのクラスでは珍しく、比較的しっかりした2インチヘリコイドを持っているところは非常にポイントが高い。
そこそこのレベルの廉価入門機と残念な中堅機のいいとこ取りがこのNEW KDS 63-800改だと言えるかも知れない。
これ、使い方によってはけっこう面白い筒かもしれない。

ん?あれ?なんかしらないうちに手に味噌がついている!おっかしいなぁ~

さて、NEW KDS 63-800改をひとしきりいじり「ふーん、わりと使えるしまぁ成功かな」と思ったところでFC-100に載せ替え。

毎度ながらのぞいたのが70mmアクロだけだとちょっと寂しいので。

あー、小口径アクロをのぞいた後だと星像の”スパッと感”が際だつ。
FC-100的には若干シーイングが悪いようで微妙にゆらめいた火星像だ。
とは言っても70mmで何となく存在と形がわかる大シルチスだったものが何となくディテールがわかる火星の模様くらいに見えてくる。
多少倍率を上げてもぼやけてこないのもいい。
100倍程度でしばらく見ていて目が慣れてくると、何となく濃淡さえもわかって来た。
お気に入りの主砲をのぞく前はソコソコの小口径をのぞいていた方が楽しいのかも知れない。

今日はノっているので、次に小一時間温度順応させておいたホワイティドブ25を火星に向ける。

うーん、温度順応が足らないのか25cmには厳しい大気状態なのかのぞいた瞬間、あぁこりゃだめだ面白くないとわかった。

ここでテンションが下がり「もういいや」と撤収したのでした。

ではまた。

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NEW KDS 63-800改 公試

うーむ、はたして屈折望遠鏡の魂であるレンズを替えても63-800改と謳っていいものだろうか?
むしろA70lf改と言う気もするけど外見は極めて63-800なので63-800改としておこう。

さて。

延長チューブS+2インチアタプター+2インチ天頂ミラーで特に問題なくピンが出ました。
改装成功。
雲間の土星を3分ぐらい見ただけなのでピンが出た以上のコメントは控えておこう。

もっともA70lfも63-800もしばらく覗いていないので比較ができない、いちどサイドバイサイドしておかなきゃいけないかもしれないな。
A70lfは入門機の割りに悪くなかった記憶があるし、63-800は所詮ケンコーかという記憶もあるんだけど、どっちも先入観念でイメージが膨らんだ可能性はある(もっとも63-800は過去記事でもうひと頑張りしてほしいみたいに書いてるんですが・・・)

ではまた。

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