地図好きの管理人としてはグーグルマップはいくら見ていても見飽きないのだけど、我がニッポンの国土交通省も最近ではwebで地図画像や航空写真、数値情報を公開してくれているのです。
これがまた見飽きない。まぁ、見飽きる人もいると思うけど、わたくしはぜんぜん見飽きない(笑
そして緩めの鉄道好き(カミングアウトw)なわけで、これはもう、航空写真で鉄道路線を見なければ世間様に申し開きができない。申し開かなくてもいいですか。
ってわけで、JRになってもしばらく残っていた、最後の”国鉄”ローカル線である深名線を探してみました。
鉄道好きと言っていながら「廃線」とか「未成線」を辿ることが好きというのもなんとなくねじくれた感じもしないわけではないけど、これがこの業界(鉄道趣味界ですよ)では結構スタンダートなジャンルなわけでぐぐってみれば結構なヒットがあることで解りましょう。
未成線=開業されないまま廃棄された鉄道路線のこと
さて、それでは朱鞠内駅付近の航空写真がこれ。
撮影は昭和52年となっています。西暦でいうと1977年になりますね。
中央付近が朱鞠内の市街地です(というか町並みはここだけですが)。駅に貨物列車が停車しているのがわかります。その列車の右にはなにやら大量の荷物らしきものがありますね。この北海道の山奥の駅でも貨物扱いがあったのはやはり時代を感じさせますねぇ。
Wikipediaを見ると深名線で貨物扱いが廃止されたのは1982年とのことです。
その朱鞠内駅を北に出てすぐに路盤が二つに分かれます。右が名寄へ向かう深名線で左が未成線である”名羽線”の路盤です。
この時点でかなりしっかりと形が出来上がっているのがわかります。
再びWikipediaで調べて見ると1980年までは工事が行われています。
この航空写真が撮られた時代にすでに国鉄の膨大な赤字と採算性度外視の鉄道建設は問題視されていたはずなんですが、どう考えても採算性が見込めない(経済波及効果や地元の利便性や公共性を考えても)路線を作り続けていたわけなんですねぇ・・・
航空写真で予定地を見ていくといくつか作業用の小屋らしきものが写っているのでやはり建設真っ最中だったようです。
まぁ、鉄道好きが無責任なことを言ってしまえば「乗りてぇ~」路線だったわけですが(笑
この辺の航空写真が予定路線に沿っているので連続してみると、やたらいい線形で作られているのがわかります。
実際、1990年代の末頃に車でこの路盤を見にいったのですが(あぁ、鉄ちゃんだねぇw)起伏のゆるい山と蛇行する川を、あくまで線形を崩さない予定線がトンネルとコンクリートの高架で放置されていました。
それは傍から見る限りいつ列車が走ってきてもまったくおかしくないほど完成されていたわけですが。
しかし、近寄ってみれば路盤には10cm~の太さの木が生えていたりして国鉄の夢の後は自然に帰りつつありました。今から10年程度前にこのような状態でしたから、すでに今は知らなければ鉄道路盤だとは解らない部分も出てきてることでしょう。
しかしまぁ、一度も使用されないで計画中止で放置か。あぁ、もったいない・・・