カテゴリー「ポルタ経緯台強化」の記事

2016年1月 7日 (木曜日)

おれ製作所の休日

そもそもカレンダー上の休日旗日に営業して平日に休業してるんですけどね(笑
冬休みの工作も終わったし、途中休憩的な意味合いで。

ブログ記事を見返してみると、去年のちょうど今頃にR130Sを眼視重視リビルドとして小掩蔽斜鏡+薄脚スパイダーのボイド管鏡筒に改造してたんだ・・・
そして、そのR130S改をさらに改装してこれ。

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最終的に色は塗りますけれど、仮組みで一応運用可能状態。

先代のR130S改は、組みあがって2回ぐらい覗いた記憶があるぐらいかな・・・
はたして、覗くために望遠鏡を改造するのか望遠鏡を改造するための望遠鏡工作なのか?
ぶっちゃけ、改造するのが目的と言ってもおかしくない部分もあるからまぁいいや。

この改2型、ボイド管時代の鏡筒バンド問題を解決するために鏡筒を塩ビ管とした。
また、小径斜鏡に対応するために接眼部の筒外引出しをできるだけ抑え、斜鏡より前を長く取ったオールドスタイルの外見は先代の改1型のシルエットをなんとなく引き継いでいる。(余談ですが改2型的呼称は某コレクションの影響じゃないですよ)

工作的には、接眼部と鏡筒以外はオリジナルのパーツの付け替えなので大したことはやっていませんが、前のボイド管鏡筒の時には筒径の違いからオリジナルパーツ移行を断念したという経緯があったのでこれが当初の構想状態に一番近い形ですね。

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さらに余談ですが、接眼部に利用しているヘリコイドはテレスコッパーがトンズラする直前に購入したもの。よかった~w

さて、この度の冬休みのメイン工作、ハイパー・ポルタ。

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以前の記事で、ちょっと重い鏡筒ぐらいの荷重をかけてもフォーク腕はたわまんだろwww見たいに書きましたが、グイグイちょっと本気で重さをかけると、なんと僅かだがたわんでいる気がする・・・

ノーマルポルタでは、微動ユニットの遊びのほうがフォーク腕のたわみと比較すれば遥かに大きかったのでこのガタは気がつかない(つきようがない)レベルだけれど、ベアリングを入れて微動ユニットの無駄な遊びを解消した状態だと、「ん?たわんでいるよな・・・?」と気がつく。

6kg超クラスの旧FC-100やXLT 120を載せても実用上問題ないけど、ちょっとだけ視野内での星の暴れははあるよな、と思っていたけれどここの強度の問題かもしれない。

次期改装時の課題が出来てよかった(本末転倒)

と、架台改造というか回転ものの改造をして、ちょっとはスキルが上がったようなので今度はK型経緯台が気になる

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K型経緯台は、軽量鏡筒用経緯台としては全体的によく出来ているんだけれど上下軸の固定ノブというかクランプ、これが壊滅的に使いにくい。
上の画像のように長ボルトを利用している人が圧倒的に多いんじゃないだろうか?
また、上下軸の軸上に鏡筒の重心が来なくむしろかなり離れているので、ある重さ以上のものを載せると仰角をとった時にかなりバランスが崩れてしまう。

手持ちのK型は、画像にちょっとだけ写っているけれどバランスウェイトを付けてその欠点を解消しているのだけれど、そもそも小型の経緯台に鏡筒のほかに重しも付けるのだからこれはあまりよろしくない側面もある(フリーストップで使える利点もあるけどね)

と、この辺りのウイークポイント解消を狙って、上下軸に対して一軸ジンバル配置の横持経緯台(T型経緯台)に改造できないかなぁ、いやもうちょっと魔改造して両持ちフォークという手も有るかな、と妄想、いや構想中。

さてさて。

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2015年12月31日 (木曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その6

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もう一つの微動ユニットももちろん改修、こちらのウオームホイール延長は違う方法にして見た。

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こういうのを

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こう被せる。

ネジ山立てで締めこむのではなく、被せてボルト締めとした。
また、基部を広く取ってベアリングとの接触部分を広く取ってみた。

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製作行程的には、ねじ山立てる手間がない代りに切削工程数が増えているのでどっちもどっちかな。
強度的には若干有利かもしれないけどどうだろう。

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というわけで、冬休み前に完成してしまうかに見えた冬休みの工作第一弾の完成。
下部が長くなったので、締め付けネジはフリークランプではなくて普通のノブでも干渉しなくなった。
問題点修正ついでに軸系も太くしたからか心なしか動きもスムーズ、修正した微動部分もやはりスムーズ(笑

うむ、満足。

ベアリングを仕込んだ回転軸微動付きの構造も理解できたし製作経験を積んだので、架台改造とか製作にも踏み込めるな。

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2015年12月27日 (日曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その5

あっ!この軸延長じゃぁ全く無意味もいいところじゃん!
冷静になって考えればこれトンチンカンすぎですね・・・w

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鏡筒を取り付けるハウジングから伸びている軸とウオームホイールの軸は独立して動かないと意味がないから、それぞれを延長しないとだめだ。

となると、パイプ状のウオームホイール延長軸の中に鏡筒取り付け面の軸を通さないとならないから本当はちょっと遣り甲斐のある加工をしないといけないわけだったりして。

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材料箱に昔買ったSS400の丸棒があったのでこれを削りだして延長シャフトにする。
元にあわせて径12mmで延長するのがいいのだろうけどわけあって径11mm。

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材料箱にちょうどいいアルミ丸棒があったのでウオームホイール軸延長部品を削りだす。
この、L=30mmくらいのアルミ丸棒に延長シャフトを貫通させないと意味をなさないわけで、これをやっていなかったという大ミスw

そして、この長さのものに穴を開けるのはドリルしかなく、そのドリル刃でちょうどいいサイズが11mmしかなかったのでシャフトが11mmになったのは必然のですね、うむ。

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色々と考えたのだけど、延長するためには構造上ウオームホイール側も加工しないとだめだった。

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一番外見がスマートそうな方法だったので、ここに雄ねじを切って

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こんな感じに。
回転止めというかゆるみ止めをするようだけど、ここはベアリングがはまるのでボルトの頭を出せない。
イモネジで3~4方向から行くしかない気がする。
だめだったらまた考えよう。

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というわけで、軸回りはこんな感じにしないとだめで、初めにやっていた方法は意味がないのもいいところ。
んーと、基本粗動でしか使えないし、微動も出来ないことないけど使っているうちにどっか緩んでくるかな・・・
また、試験観望のときも動きは滑らかだから粗動だけで何とかなっちゃって微動はほとんど使わなかったというわけだったりして。

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当然ながら外見変わらず。
改3型・・・とはいえないな、改2型のバグ取りみたいなもんだし(大バグだったけど)

と、若干軸延長方法に改良の余地がありそうだけど、これでひとまず完成っぽい。

 


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2015年12月25日 (金曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その4

どうせだし、もう一つの微動ユニットもベアリング付加改造。

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改2型放式一号機で使用して特に問題は無かったので、同じベアリングを使用する。

以下、製作工程はほぼ同じなので割愛(笑

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同じサイズのアルミ丸棒から削りだしたので当たり前だけど外見はほぼ同じ。
違いは延長シャフトの外径の見直しと、上下軸はフォーク腕の取り付け位置に底面のねじ頭のニゲがあるので、ベアリングを設置する内グリの深さを浅くしたぐらいか。
あ、これで寸法に余裕が出来たので横から締めるテンション用ボルトのサイズをM8に出来たか。

この方式でこのサイズのベアリングを埋めるのだったら、本当はL=60mmぐらいは欲しいところだったけど、手持ちのアルミ丸棒がL=50mmしかなかったので若干タイトな配置になってしまっている。

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放式二号機は勝手が解っているのでわりとスムーズに仕上がった、といってもまだウオーム側をつけてないけど。

うーむ、冬休みの工作ネタにしようと思っていたのだけど、意外に順調にホイホイ進んじゃったので勢いがついてゴールが見えてきてしまった・・・

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2015年12月23日 (水曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その3

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スラストベアリングを使っていた箇所をテーパーローラーベアリングに置き換える。
なぜか猛然と改造する気まんまんなのでずんずん行きますよ!

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ふた回りほどサイズが違うので、追加工する。

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現物あわせでタップ立てたつもりがずれていたので、底の120度間隔3個所の取り付けねじ穴を再度開ける。
そこで、同心円と120度間隔線の型紙をむかし記事にした事を思い出してプリントアウトして使うことに。
こうやってのりで貼り付けて穴を開ければ何も問題ないのだけど迂闊にもすっかり忘れていた・・・

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フル円錐ころベアリング化完了、下手な赤道儀よりもリッチな構成と言えなくもないw
といっても、費用的にはベアリング代1200円ぐらい+アルミ部材700円ぐらい+ねじワッシャ類100円くらいだから、2000円ぐらいかなぁ。
工作機械や手工具のコストはどうなのかといわれるとなんですが・・・
まぁ、加工を外注に出すのならAPのモジュールを買ったほうが安いかもしれないなw




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2015年12月22日 (火曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その2

仮組み状態で細部を詰めていないながら、今回作ったベアリング内蔵のポルタ上下軸ユニット改2型放式(ラジアル(放射)荷重対応なので放型)を架台に組み込みこむ。

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シルエット的にノーマルポルタとほとんど変わらないので、きわめてシンプル。
または、見た目が改造的面白味に欠ける。
いやいや、それはなにか目的を見失ってる気もする・・・w

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さらば改1型。
こうして比べてみると1型は分かりやすい補強だよな~、なんとなくスチームパンク的な感じで。(言い過ぎ)

1型製作時には、どこを調べてもベアリング内蔵の事例がなかったので勝手に組み込むのは無理と思いこんでの回答がこれでした。

実際ベアリング内蔵組み込みは(特に水平軸は)それほど難工事でもなかったし、前例がないからと勝手に内向きになるのはダメだなと反省。

さて、この状態で推定6kg超の Omni XLT120+α を載せてちょっと月に向けてみた。

水平軸をスラストベアリング内蔵の改2型推式(スラストなので推式)、そして上下軸を改1型での状態で試験した段階ですでに「もはやポルタと別もの」なレベルだったのだけど、改2型放式の上下軸に交換しての使用感はもう別次元と言ってもいい。

もっとも、過剰ともいえるサイズの負荷の余裕有まくりのベアリングを搭載しているのだから当たり前と言えば当たり前なんだけどね。
しかし、細部のクリアランスを詰めていないので真価を見定めるのは若干早い、それとクランプの効きが今一つでテンションがほとんどかからない状態なので、スルスル動きすぎて困るほど。
まぁ、余計な摩擦がなく軽く動かせることの裏返しだな。

こりゃ、もうちょっと煮詰めればかなりいい線行く予感たっぷりだぞ。

ただ、水平軸ユニットを注意してみていると、細かいこと気にしなければ、ま、いいっか!で済んじゃうぐらいだけどややぐらつきが見られる。

やはり、軸直上に重心がないので水平軸に仕込んでいるスラストベアリングの特質上若干無理が出ているのではないかな?
こっちのユニットもテーパーローラー使用の改2型放式にした方がいいのかもしれない。

というか、そうしよう(決意)


 

 

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2015年12月21日 (月曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第三章:ラジアル荷重への挑戦 その1 おれ製作所が本気を出した

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先日、よさげなテーパーローラーベアリングも買っておいたので上下軸はこれを組み込もう。

このサイズだと、さすがにデフォの姿に組み込むのは無理なので下半身はアルミ丸棒を旋盤加工でいこう。

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手持ちの資材に、ちょうどいいサイズな径80mm×長さ50mmくらいのアルミ丸棒があったので、これを加工。

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ベアリングが収まるスペースを削るぜ!

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ウオームホイールのシャフト長が足らないから延長シャフトを削り出すぜ!

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で、こんな感じで部品が出来たので仮組みするぜ!

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テーパーローラーベアリングを設置。
キャベジンは設置しない。

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シャフトを延長。
元々あるM6ボルトを利用して延長しているのだけど、強度的精度的にどうよ?という気もしなくはないけど、実質的にここで荷重は受けていないからまぁ平気でしょう、たぶん。

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上下を合体、外見的には非常にスマートでいい感じ。

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ケツにもベアリング設置。

ここにもテーパーローラーを入れるのがセオリーなのだけど、手持ちがないのでスラストベアリングでいいや。
まぁ、高速回転するわけじゃないしすごい負荷かけるわけじゃないし、とりあえずこれで。

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厚さの関係から、針状ころべアリングを入れた。
これでもちょっとボルトの頭が飛び出ちゃうな、修正加工しなきゃダメだ。

てな感じで、ポルタ強化第三章その1でいきなり仮組み完成です(笑

そして、軽く回るしこれは強度もありそう!(当たり前だけどね)

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2015年12月20日 (日曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第二章:ベアリング内蔵への挑戦 その6 実戦投入

ポルタ水平軸ユニットのベアリング内蔵強化改造があまりにあっけなく終ってしまい、ネタとしてもうちょっと引っ張りたかったなと思いつつ庭星見で実戦投入。

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上下軸こそ見た目が魔改造気味になっているけれど水平軸の外見は全くのノーマル状態。

そこに旧FC-100+バーダーの2インチミラー+重量級2インチアイピース、ファインダーは軽いものをつけているといっても総重量6kg台後半を積載して冬の主役級の星雲星団をひとめぐりしてみた。

ぶっちゃけ、もはやポルタと別もの(笑

使用に全く問題なし。
問題なしどころか、これだけ強度が上がって稼働がスムーズになっていると、この重量を載せても粗動で「すぅぅぅ~ピッタッ」に近いフィーリングで動かせる、これは近年まれに見る大成功だ。

50倍くらいかけてほとんど粗動のみで冬星座をひとめぐり出来たもんなぁ、チョンチョンと粗動させても視野内で星が暴れ回るけれど大して動かないという事もない。(微動ハンドルをもち出すの忘れたので付けていないという事もあるがw)

しかし、改造主がちょっと驚くほど簡単で効果があるこの改造、大した加工もしないで組めるしこれはやらない手は無いと思う。(上下軸対応はまた別ですけど)

 

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2015年12月16日 (水曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第二章:ベアリング内蔵への挑戦 その5

勢いがついているので工作行程までいってみた。
内蔵するには若干厚いベアリングをキレイに内蔵できるようにポルタを追加工、そしてスペーサーも製作。

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2mmほどベアリングを沈ませるためにアルミ構造物をちょっと削る。
白い部分がスペーサー、加工が簡単なのでPOMで作った。

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で、こんな感じにベアリングのガイド部分(でいいのかな?)を嵌める。
これならセンターもちゃんと出るしいい感じ。

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で組む。
外見は全くノーマルと同じ、大成功といえば大成功だけど見た目が同じなので面白くないといえば面白くない(笑

それにしても、こんなに簡単にベアリング内蔵で大幅強化できるのになんでwebで事例も出てこないし広まらないんだ?謎・・・
今回は旋盤で若干加工したけれど外見の厚みがちょっと増すのさえ許容できれば、ベアリングが落ち込まないようなスペーサーさえ何とかできればあとは何も工作をしないでいいほど簡単なのに。

あっけないほど簡単に出来て大成功だったポルタ水平軸・ベアリング内蔵計画これにて終了。
チョン。

さて、次はラジアル荷重に対応しなければいけない上下軸のほうだな・・・

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2015年12月15日 (火曜日)

ポルタ経緯台を強化してみよう 第二章:ベアリング内蔵への挑戦 その4

ベアリングが届いた。

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前記事に書いた部分のスペーサーをまだ作っていないけれど、ナットとかあり合わせのもので工夫して間隙を埋めてさっそく仮組みをしよう。

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内部に外径52mmのスラストベアリングを設置というか、いっさい工作はしていないのでただ置いただけ。
ウオーム軸に対して内径が3mmほど大きいのでゆるゆるだけれど、仮に組み立ててグリグリ動かしてあたりを付ければ最も安定する位置に収まるだろうから自然とセンターは出る(と思う)

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底面にもスラスト(針状ころ)べアリングを配置。

ここまで順調。
まぁバラしてハメて組んだだけなんですけど。

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あっけなく出来た・・・

ポルタが重量鏡筒に弱いという話はネットでよく目にするのに、なんでこんなに簡単なベアリング補強をする人がいないの???????????????????

と?を激しく連打したくなるほど簡単。
ぶっちゃけベアリング代も1000円くらいしかしないのに・・・
(とは言えこのベアリング補強はスラストベアリングしか入れていないのであくまで水平軸向け。上下軸に対してはあまり効果的とは言えませんけどね)

それともおれが気がつかないだけで既に先達がいるのかな?
みんながみんなネットに情報を上げてるとも限らないし。

ま、まさか、みんなこの手法にたどり着くけれど致命的な欠点があって普及しないとかw

よし、気になるのでこれから実際に使ってみる。

結論、採用決定。

XLT 120 OTA を搭載して15分ぐらい使ってみたところ、改1型よりも若干軽いフィーリングで強度的にもほぼ互角な感じかな、それに改1型のウイークポイントである外部構造物がなくなったのは取り回しの点からかなりの追加点だ。
揺れ戻しは若干感じるものの、5kg超鏡筒を載せたノーマルポルタを考えれば完全に別次元。

あくまで仮組みなので、内部の間隙にスペーサーを入れれば強度ももうちょっと上がるはずだからこれはイケるな。

 

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