前出の記事にもちょっと書いたけど、先日の星見遠征の時にミザールのH-100鏡筒を持ちだした。
光軸がややずれてしまっていたのでバリバリ長時間使ったわけじゃないのだけれど8×30のファインダー、実視野が狭くて激しく使いにくい・・・
まぁ、最初からうすうす分かっていたんだけどファインダーとしては長めの焦点距離の対物レンズに見かけ視野の極端に狭いアイピースがはまっているんだから実視野は当然狭い。
アイピースはラムスデンあたりだろうから見かけ視野を少なめに見積もって30°としよう。8倍だから30÷8で3°45′か。実際にほかのファインダーと比較検証していないけどたしかに4°前後という感じ。
一度、自宅前で使ったときは土星と二重星、超有名メシエナンバーくらいしか覗かなかったから
「うーん、やっぱりファインダーの視野ちょっと狭いかな?でも、ま、なんとか使えるべ」
くらいの気持ちだったんだけど、星雲星団を渡り歩くような使い方だとはっきり言って使えない。どこを向いているのか分からなくなる。
で、実戦で使うにはファインダー部分の交換か改造が必須だと痛感した。
うーん、この長いファインダーが載ったH-100は外観的には均整がとれててカッチョイイしシルエットを崩したくないなぁ。でも飾っとくために再生したわけじゃないし・・・
考えられる手はというと
---------------
24.5mmアイピースが使えるからK25mmあたりと交換して視野を広げる
↓
手持ちの24.5mmアイピースではどれも極僅かにピントが出ないので鏡筒を詰める必要がある。鏡筒にメネジが切ってあるのでムリ。
---
H-100後期型の一般的な6×30ファインダーに交換
↓
手持ちの鏡筒の脚穴間距離は長い8×30ファインダーにあわせて開いているので加工が必要。へんな穴が鏡筒に残っちゃうしちょっとなぁ。ファインダーも探さなきゃならないし。
---
オリジナルのファインダー脚穴を利用してビクセンのファインダー用アリミゾ台座を付ける。
↓
シルエット崩れちゃうけど一番現実的か。余計な穴開けも最小限ですむし元の組み合わせにももどせる。でも一度台座付けたらもう戻さないだろうな・・・
---------------
いずれにしろこのままでは非常に使いにくい。かといって改良してもなるべくシルエットを崩したくない、と葛藤が渦巻く。
が、ある日神の声が聞こえてきた(ほんとに聞こえたわけではないよ)
「レデューサーいれたらどうよ?」
そーだよ、物理的に対物レンズとか接眼レンズの焦点距離を変えられないのなら光学的に変えちゃえばいいんだよね。
インターネットという情報の共有手段があるこんにち、対物レンズと焦点位置の間に凸レンズを入れれば意外と簡単に焦点距離を縮められるというのは間接的にだけど容易く検証できる。
いやはや便利な時代になったもんだ。
というわけで、早速手元にあった22mmくらいのレンズを鏡筒に組み込んで検証試験をする。
えーと、たしか安物双眼鏡の対物レンズだったな、これ。

レンズ径を白ボール紙とテープで鏡筒内径に合わせて3cm程度奥にある遮光絞りまで入れる。
んで、デフォ状態と即席レデューサーを入れた状態で壁を覗きくらべてみた。
お、明らかに一回り、いや二回り実視野が広い。
これは、レンズを置く位置を詰めれば使える。焦点位置も若干変わるから極僅かにピンが出なくて使えなかった手持ちのK25mmに挿し変えられればむしろ超広視野ファインダーになるかも知れないと妄想は広がる。

よしこれで天候のすぐれない今年の夏、望遠鏡をいじって遊ぶネタができた。
さて、実際の工作(と言っていい程のものじゃないと思うけど)は次回から。
ではまた。
最近のコメント